教育

2009年現在、3年生の春学期から「歯の硬組織疾患の病態と治療」の実習が始まります写真は、楠元保存系実習室での実習風景です。机にとりつけられたマネキンと呼ばれる人の頭の形をしたものを使って、実習を行います。
保存修復の分野は、今、日進月歩で進んでいます。新しい理論、新しい技術、新しい材料と、めまぐるしく変化していますが、最新の情報を生かした実習を行うようにいろいろ工夫されています。
とても不器用な学生さんでも、繰り返し実習することで、ある一定のレベルに達する事ができるようにカリキュラムが組まれています。

保存修復学講座の実習は、3年春学期から3年秋学期までが基礎実習を行います。
4年秋楽器の臨床予備実習で、基礎実習のおさらいをします。基礎実習のときには、時間内に所定の治療を終える練習をします。
その後、OSCEという全国共通のいわゆる実技の試験があります。これに合格すると、いよいよ臨床を行います。臨床に出る前には、学生さん同士で患者役と歯科医の役をこなします。そして、最後に、臨床で医員の治療を見学したり、手伝いをしたり、実際に患者様の治療を行います。

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実習はまず、術野を隔離するラバーダムという実習から始まります。
口の中で作業をするのはとても大変です。唇がかぶさってきたり、唾液でぬれてしまったり、器具で軟組織を傷つけることもあります。
ラバーダムは、この写真のように実際の臨床でも日常に行われています。
実習では、毎回ラバーダムをして、実習を行っています。

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金属の修復物を口の外で作ってセメントという材料で接着します。

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さて、次は虫歯の部分がしっかり見えるように歯を削ったところです。
これは、模型の歯で、黒く見える部分が感染象牙質、といって、取り除かなければならない部分です。黒い部分だけがしっかり見えて、なおかつ余分な部分を削らない、というのが大切な事です。これは、コンポジットレジンという合成樹脂の材料を詰めたところです。最近は、接着という技法が発達した事と、材料の開発によって、こういう修復法が可能になりました。詰めたものの色が、会っていないのは、歯が模型だからです。天然の歯であればもっと、目立ちません。

これは、実習のごく一部を紹介したものです。新しい手法と材料、従来の手法、どちらにも特色がありますので、どちらも実習して頂きます。

さて、国家試験に合格すると1年間、研修医として実際に治療を行います。
研修医に関しての情報は歯学部付属病院の臨床研修医をご参照下さい。
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